京都造形芸術大学の口コミ

京都造形芸術大学芸術学部デザイン科空間演出デザインコース3年生に編入した理由

きっかけは、子どもの頃に憧れていた芸大で学んでみたいと思ったことです。

本当に小さな頃のあこがれで、いつしかあきらめて忘れてしまっていたことを、この京都造形芸術大学通信教育の新聞広告で思い出しました。

ちょうど退職を機に、金銭、時間ともに余裕があると感じたため、チャレンジしました(すぐに再就職したので、結局は仕事との両立になりました)。

受験対策は特に行っていません。

京都造形芸術大学のスクーリング

スクーリングはすべて京都で受講しました(東京で受講することも可能でした)。

日帰り可能な距離に住んでいましたが、せっかくなのでと京都で宿泊をしていたこともあります。土日2日連続のスクーリングでした。

芸大がそうなのか、この学校がそうなのかわかりませんが、授業の進め方は、土曜の朝、課題の説明があり、日曜の夕刻に講評を行うという流れで、説明から講評の間の時間の使い方は自由でした。

課題に集中してもいいし、気分転換にカフェに行ったこともありました。サボり?ではないですが、友人たちとの気分転換の一時は楽しいものでした。

学生の年齢層は18歳から50代くらいまででした。

もしかするともう少し上の世代もおられたのかもしれませんが、溌剌とした印象の方が多く、年齢を感じることはあまりありませんでした。

スクーリング時は、課題制作がほとんどで、なれない作品作りに必死でした。

しかし自宅での制作と違い、周囲にいる仲間たちの作品作りの工程から学べることも多くありました。

単位の取得方法

テキスト科目と、スクーリング科目、そして卒業制作が大きな柱となっていました。

テキスト科目

学校から送られてきたテキストをもとに、レポートを作成、その合格と年10回ほど実施される単位習得試験で試験を受け合格することで単位が得られます。

建築系の科目などは、未経験でしたので、その業界にいる学友から教えてもらい、レポートや課題を作成しました。

単位習得試験は、出る可能性のある問題がいくつか事前に提示されているので、それをまとめて本番に臨んでいました。

スクーリング科目

先に記したように、土日のスクーリングを年に数回受講します。

受講ペースは卒業までどれくらい年数をかけられるかという個人差によってまちまちでした。

3年次編入で2年間で卒業した友人には、毎月のようなペースで受講していた人もいました。

与えられた課題をやり、講評でプレゼンすると、まず落とすことはないと聞いていました。

卒業制作

一定のテキスト課題での単位習得、必要なスクーリングをクリアすると、卒業制作受講の要件を満たすことができました。

そこから約1年かけて、自宅での課題制作(テキスト科目にあたる)、定期的なスクーリング出席、中間発表、最終発表で単位習得となります。

大学で友人ができた

芸大生をしてみたかったという動機ではじめたものでしたが、社会人になって、様々なジャンルで働く、生活をしている人と出会い、今でも関係を持てているのは、あの学校に行ってよかったと思えるところです。

スクーリングで課題に追われながらも、食事をしたり、情報を交換したり、無駄口をたたいたり、お互いに技術や知恵を共有することは、楽しいものでした。

高校卒業後、すぐに入学した大学では、ここまで楽しいと思えなかったので、行ってよかったと感じています。

芸大というバックグラウンドが様々な人が集まることができる環境で、置かれた環境はまちまちでも何か生み出してみたいと思う共通点があり、自分の生きてきた道筋を肥やしにしている仲間ができたことに感謝しています。

芸大の課題制作は大変

学生時代の図工以来ともいえる、作品作りに翻弄されました。

締切があるので、その締切に間に合わせるよう徹夜して、仕事に行くこともよくありました。

課題そのものも、アイデア出しから、実際に手を動かして物を作り、相手に見せるところまで、やりとげる必要がありました。

やってみて、仲間の作品と比較して、こんなに不器用だったんだ、センスもなかったんだと落ち込むことも多々ありました。

それでも、仲間の生み出すよい作品に触れられて、自分の世界が豊かになったと思います。

建築系の科目では、平行定規を生まれて初めて使い、図面を作成したり、その際も建築法規を気にしたりなど、現場にいる方だとなんてことはないのでしょうが、別世界で生きてきた私にとっては非常にハードルの高いものでした。

学友の助けがなければ単位習得ができなかったと思います。

おすすめ理由

課題制作も多く、締切もタイト、学費も材料費も決して安くはありませんが、何かを作ってみたい、生み出したいと思っている仲間と出会えるのが何よりも素晴らしいと思っています。

入学、卒業からずいぶんたちましたが、当時の仲間とは今もつながっています。

近況を交換しつつ、お互いの感性を共有しています。

仕事の仲間ではありませんし、仕事でつながっているわけでもないので、会っているときは愚痴などもなく、前向きな話ができるのがとても楽しいです。

また、自分を客観視することもできると思います。

器用だねとまわりから言われていて、それなりに自負していましたが、井の中の蛙でした。一緒に学んだ仲間は、センスにも才能にも溢れていました。

自分の限界を感じることともなりましたが、やってみたことで気づけたこと、それはよいことだったと思っています。

普段している仕事の中で任されることが増えた

仕事そのものは芸術系とはまったく関係がないのですが、それでも制作に関わる業務がありました。

ポスターやリーフレットの制作など。そういった業務にかかわらせてもらえることが増えました。

イラストレーター、フォトショップなどにさわれるようになったのも、芸大に行ったおかげだと思います。

また、やはり何かを生み出していたいと、手を動かしてみることが増えました。

京都造形芸術大学で学んでいた空間デザインとは離れますが、自分の日常で必要としているものがあれば、作ることを考えて、実行できるようになりました。

職場の整理整頓なども、ものがなければ手に入る材料を使って安価に作ることで、役に立てたこともあります。

京都造形芸術大学芸術学部デザイン科空間演出デザインコース卒業生 30代女性の体験談