大学中退して通信制大学へ。難易度低めで奨学金ももらえました。

産業能率大学通信教育課程の卒業率は「6割くらいで高い!」

といわれていますが、本当にそんなに卒業しやすい通信制大学なのでしょうか?

実際に産業能率大学を最短4年で卒業した卒業生に本音で口コミしていただきました。

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なぜ、通信制の大学に行こうと思ったのか

私は、現役で国立大学の工学部に推薦で入学しました。

しかし、大学生活になじめず、体調を崩したため卒業をすることができませんでした。

就職が厳しい時代だったものの何とか就職し働いていましたが、その間もずっと大学を中退したことにコンプレックスを持っていました。

さらに、転職活動を何度かした際に、大学卒業していないと学歴不問な会社でも相手にされない雰囲気があることを思い知らされたからでした。

どんな資格よりも大学卒業が必要最低限の資格であるということを痛感していたものの、学費が工面できず半ばあきらめていました。

しかし、叔父が亡くなって学費程度の遺産がまわってきたので、これがチャンスだと思い通信の大学に入学することにしました。

何校か資料を取り寄せたり、入学説明会に参加したりして検討をした結果、産業能率大学情報マネジメント学部現代マネジメント学科ビジネス総合力(人間力)コースに3年次編入しました。

産業能率大学通信を選んだ理由

産業能率大学を選んだ理由は3つありました。

1つめは、以前に職業訓練で産業能率大学でのマーケティング・マネジメントコースを受講したからでした。

当時はブラック企業を退職したばかりで、組織の中でのマネジメント能力のなさで苦労をしたことから、マネジメントをきちんとしたところから勉強したいという思いで受講しました。

きちんと企業でマネジメント経験のある講師からわかりやすい講義を受けることができ、グループワークも多く和気あいあいとした雰囲気で学ぶことができ、人生でも有意義な時間を過ごすことができました。

この体験が忘れられず、もし通信で大学に行くことができたら産業能率大学を選びたいと思っていました。

2つめは私が入学(3年次からの編入)した年に、産業能率大学にビジネス総合力(人間力)コースができたからでした。

当時はブラック企業のことがようやく明るみになったころで、私も外食関連のブラック企業で死にかけた経験を持っていました。

「それなりの大学を出て、人並み以上のビジネススキルもあるような人が、何で人間の感情を理解できなかったり、人間の機微がわからないのだろう」

「『自分がされたら嫌なことを、他人にはしてはいけない』というような価値観は間違いなのだろうか」

ということを悶々と考えていたときに、「人間力」を学ぶということが私の志向にマッチしたからでした。

普段から偉人の伝記や東洋の古典から学びを得ることを大切にしてきましたが、それを生かすことができるのが強みになるとも思ったからでした。

3つめは学費が他校よりも安かったことでした。

半年分お金が足りなかったのですが、給付奨学金の条件もそれほど高くなかったので、一番の問題であった学費のことが何とかなりそうだったからでした。

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レポート・試験の難易度

レポートは、選択式のものと、記述式のものがあります。

どちらも、テキストを見ながらその部分を選択したり、要約して書くだけなので、選択式のものだと30分で終わるし、90点以上の評価も普通に取れました。

私の場合は1年分のレポートを10日で終えました。

私は4月入学だったので、3月上旬に教材一式が届きましたが、4月の提出開始日にすべてのレポートを提出しました。

スクーリングや試験の参加条件がレポート合格なのですが、さっさと片付けてしまえば、4月からでもスクーリングにも行くことができるし、試験も最初から受けることができます。

試験は、1か月おきぐらいに、自分が申告した科目を時間割に沿って最大5科目(5時限)まで受験します。

それぞれ時間割が違うので同じ時間に周りの人はほとんど別の科目を受けているし、1時間で帰る人もいれば、夕方まで受験している人もいます。

ほとんどの科目がテキストのみ持ち込み可です。

また、ほとんどの科目が大問が3~5問で、1問が20個程度の選択式で残りは記述式の形式が多いです。

全科目の試験問題が載った分厚い問題集の中から該当する科目を探し、A3の解答用紙(方眼紙)に自分でレイアウトを考えて回答していきます。

テキストを見ながらといえ試験時間が短いので、最低でもテキストのどこに何が書いてあるかがわからないと時間切れになります。

また、慣れないうちは解答用紙のレイアウトも悩みます。難易度は科目にもよりますが、きちんと勉強していればほぼ問題なく合格点が取れるはずです。

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スクーリングの雰囲気

スクーリングは出席して提出物をきちんと出せば及第点はもらえる雰囲気です。

実際にそう公言する教官がほとんどです。

ほぼすべてのスクーリングは講義、グループワーク、試験の3本立てです。

産業能率大学の特徴としてグループワークが挙げられるでしょう。

与えられた課題に対して答えを考えて模造紙に書いてグループで発表することがほぼ間違いなくあります。

持ち物に黒・赤・青のマジックペンがあるのはいかにもと感じます。

今までの学校生活と違って、10代から60代ぐらいまでの老若男女、いろいろな国や都道府県から、いろいろな国籍、職業、思想、経験を持った人が、さらには学力レベルや学習意欲までいろいろな人が集うので、グループワークは時にカオスな雰囲気になります。

それが面白かったり、苦痛だったり、様々な感情を心の底で思いながら学んでいました。

もちろん、スクーリングは単位を取得する場所でありますが、グループワークの際に、スクーリングの担当教官の評判やくせを聞いたりするなど、情報取得の場所でもあります。

これが役に立ったこともありました。

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大変だったこと

私は学費が半年分足りない状態で入学したので、どうしても大学の給付奨学金をもらう必要がありました。

最初の1年は単位取得だけでなく、GPA(評価×単位数÷科目数)をオールA相当の3.0(給付奨学金を取るためには2.6以上必要)以上をとることを目標にしていました。

努力の甲斐があって、単位も成績も充足し、無事に半年分の奨学金を得ることができて、学費の問題を解決し卒業することができました。

些細なことですが、自分の思想と学校の思想が何となく合わなかったのにも少し苦労しました。

レポートや試験で「自分の考えを書きなさい」という設問で、正直に自分の考えを書くと評価が下がるのには苦労しました。

私は保守的な立ち位置の考えを持ちますが、産業能率大学はリベラルな立ち位置にあるようでした。

スクーリングの教官の雑談に「(安全保障関連法案が成立したのを受けて)これから赤紙が来るようになるでしょう」とか、「景気をまわすためにパチンコをしましょう」とかいう話がでて閉口してしまいました。

保守論客の一人である渡部昇一氏の著書がテキストの科目があり、それをふまえてで保守的な立ち位置で答案を書いても、やっぱり評価が低かったので、リベラル志向の学校なんだなと痛感しました。

給付奨学金のためとはいえ、自分の本心を曲げるのは少し嫌でした。

よかったこと

前述のとおり、給付奨学金を得たことがいちばんよかったです。

大人になると努力が成果に結びつくことが少なくなりますが、久しぶりに報われたと感じたできごとでした。

奨学金の決定通知がクリスマス・イブの日だったので、人生最高のクリスマスプレゼントになりました。

また、私は勉強は好きだけど、周りに合わせて勉強しなくてはいけないので学校に行くのが嫌いでした。

そんな私にとっては、自分のペースでどんどん勉強ができる通信教育のシステムがとても性格にあっていました。

入学当初は人間学がメインだったものの、途中から心理学の面白さに目覚め、卒業年度はビジネス系から心理学系の科目にシフトしました。

コースは分かれていますが、必修科目以外は選択自由なので、コースにとらわれず興味のある科目を勉強できました。

さらに、産業能率大学の科目にはガストロノミ(美食学入門)でワインのテイスティングをしたり、アロマテラピーなど教養的なものもあり、楽しみながら単位も取れる科目がありました。

私はガストロノミを受講してワインを勉強しましたが、この科目を受講したOBOGとも仲間ができました。現在でもワイン会を開くようなつきあいをしています。

大学のテキストが中学生でもわかるような書き方をしているものが多かったし、私のコースでは伝記のような読み物系のものも多かったので、卒業してからも仕事の参考や教養として事あるごとに読み返して役に立てています。

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入学を検討中の方へ

はっきり言って、専門系のコースでなければ、ちょっと頭のいい中学生だったら十分に卒業できるような内容のレベルです。

レポートを出して、スクーリングに出席して、試験を受ければ、ほぼ間違いなく卒業できます。

逆に言えば、スクーリングや試験を受ける時間やお金の見通しがたたない人や、学位や資格をとる明確な理由がない人は入学しないほうがいいでしょう。

1年次から入学する人は4年、3年から編入する人は2年で卒業するつもりで飛ばしていかないと、卒業はおぼつかないでしょう。

私がとった勉強法は、レポートや試験問題集から正問集(問題と正解を書いたもの)を作って、テキストと併せて時間があるときに何度も読むことでした。

大学だけでなく、資格試験の勉強でも私が必ず取る方法です。

産業能率大学は試験のたびに全科目の試験問題集が渡されるので、レポートのようにさっさと試験を受けて終らせるようなことをせず、やさしい科目から計画的に毎回試験を受けに行き試験問題集を集めました。

試験問題集から正問集を作ると、内容が身につくだけでなく、出題傾向もつかめるようになり、次回の出題傾向が読める科目もあります。

ただし、試験問題集は転売や譲渡が禁止なのでその点は注意が必要です。

1科目でもいいので、毎回試験を受けることをおすすめします。

前述のとおり、スクーリングには教官も含めていろいろな人が参加します。

会社の経営者の人も結構いますが、中にはブラック企業の経営者のように自分の思想を他人に押し付ける人が少なからずいます。

若い人たちが嫌な思いをして苦情を出したようで、それがスクーリングの注意事項になったこともあります。

スクーリングは勉強するだけでなく、いろいろな人との関わり方を体感する場所でもあるので、お互いの立場を理解したうえで付かず離れずの距離感を意識することが大事です。

最後に

通信制大学で学び、卒業することは、自分自身をマネジメントするとてもいい勉強になりました。

まさに情報マネジメント学部の勉強でした。

学費や時間をどう工面するか?
どの科目から手をつけるのか?
どの試験日にどの科目の試験を受けるか?
単位は試験でとるのかスクーリングでとるのか?
レポートや試験は満点を狙うのか80点でもいいのか?
スクーリングで教官や他の生徒とどう関わるか?

など、科目を学ぶ以上に単位取得や卒業に向けて戦術や戦略を考えるのが面白かったし、それが現在の生活にいちばん役に立っていると思います。

皆さんも、科目での学びだけでなく、それ以上の大きな価値観をつかんでください。

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